症状理解その6

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皆さん、こんにちは!

前回では、統合失調症の症状と配慮、とりわけ、症状と自己対処法を考えるポイントについて途中まで述べました。

では、具体的にどう伝えれば良いのでしょうか。

■幻聴が聞こえる
→具体的には?:1か月に1回程度。疲れがたまっている時に、頭の中で声が聞こえる。
→自己対処:頓服薬を飲む。深呼吸をする。

■疲れやすさがある
→具体的には?:就労移行支援事業所の通所(6時間)は問題ないが8時間勤務は難しそ
 う
→自己対処:疲れを溜めないように休日は休息する。睡眠時間を確保する。

■情報が増えると混乱しやすい
→具体的には?→:複数の業務を同時に行うと混乱して進められなくなる
→自己対処:業務指示や進捗状況を視覚化して整理する

以上のような伝え方が望ましいです。

例で挙げた状況は、以下のサポートで対策が打てると思われます。

・具体的な指示、書面による指示、マニュアルの整備
・指揮系統の明確化、一本化
・上長との進捗確認により、双方で指示の理解、解釈を擦り合わせる

面接の際に職場に求める配慮として事前に伝えておくことで、双方が安心して働くことが出来ます。

ご自身のスキルに問題があるとは思わずに、遠慮なく職場に配慮を求めましょう。(※自分でできる工夫を考えることも大事です。)

どのようなかたちで、認知機能障がいによる困りごとが生じるのか。就労移行支援事業所にいるうちにトレーニングや職場体験実習で見極めていきましょう。

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では、再び採用担当者の視点について考えてみましょう。

【採用担当者の視点】

2)希望する配慮が実現できるか

採用担当者は、応募者が希望する配慮が自社で実現可能か、という点も着目しています。

例えば、「月1回、通院のため休暇の配慮を希望します」と伝えた場合、それが実現できるかを考えます。
→このケースだとほとんどの企業で問題ない、という判断がされる。

では、「不安になりやすいため1日に1回面談を希望します」という配慮を伝えた場合はどうでしょうか。
→「毎日の面談は業務負荷が大きすぎるな」と思われるかもしれません。そうすると採用は難しいという判断になります。
このケースの場合、毎日の面談がないと安定就労が難しいのであれば、その配慮をしてもらえる企業を探すしかないが、他の対処法があればそちらを優先した方が就職を実現しやすくなります。

自分が求める配慮は絶対条件かどうか(他の方法はないか)、その配慮は多くの企業で実現可能かどうか、も考えながら配慮事項を考えていくとよいです。
→ご自身でイメージできない場合は他の人に相談してください。

自分に必要な配慮を求めて、自分で自分を守ることを「セルフアドボカシー」と言います。

① 自分に必要な配慮を知る
② それをわかりやすく周りに伝える

配慮事項を一方的に伝え、権利ばかりを主張してもうまくいきません。
自己対処法を、予め整理しておくことが必要です。
自分で対処できること、自分が欲しい配慮とそれが必要な理由についてわかりやすく伝え、一言「よろしくお願いいたします」と添えるようなコミュニケーションが大切になってきます。

では、次回は配慮の考え方について述べていきたいと思います。

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